header_line
logo
日本教文社公式twitterアカウント  facebookアカウント  目録ご請求
  マイページ

ホームお知らせ編集部からコンテンツ一覧リンク集書店様へ会社案内
日本教文社 -総合情報ページ- >  > 全身全霊で、ほめる

全身全霊で、ほめる

「ベストセラーはこうして生まれる~ 編集者・石原正康 ~」プロフェッショナル 仕事の流儀(NHK総合2006/10/12)をDVDで見た。
じつは石原正康 さんは前から気になっていた編集者だ。大手出版社から現在おつとめの出版社に移られたころ、何かの雑誌記事で、有名作家が原稿書いたら真っ先に見せる編集者だと書いていたからだ。ふつうに読むとびっくりすることではないかもしれないが、同じ編集者としてはびっくりした。というのは、A社で出版することが決まっている作家が、他社の編集者・石原氏に先に見せるということもあるからだった。 えっ。そんなことをしてまで作者に熱望させる編集者なんているの? というのが率直な驚きだった。 そんなことをおもって何年もたった最近、貸しビデオ屋さんで上記ビデオを見つけたときは、気はすっかり浮わついてしまった。でも、レンタル中だった。そこで、毎日のように数日通って、遂に借りることができ、すぐ見たのだ。 すると、「全身全霊でほめる」ということが、ナレーションで出たのだ。これもまた、驚きだった。というのは、私どもの会社の出版物は、「ほめる」ことの大切さをうたった本を数多く出してきていたからだ。でも、著者にそうすることに徹することができていない自分に気づき、がくぜん。そして反省! 石原さんは、待ちに待った原稿が来て、次の原稿が来るまでの間、読んで、すぐ「全身全霊でほめる」のだそうだ。たとえ、あらが見えたり、未完の箇所が見つかっても、そこを決して指摘することはない。逆に、本当に素晴らしいと思える箇所をみつけて「全身全霊でほめる」のだそうだ。そうすると、そのあと「著者は考える」というのだ。「どうして石原さんはあそこをほめたのだろう」と。そしてどんどん良くなるのだという。 だから、山田詠美さんも村上龍氏も原稿書いたら石原さんに見せるのだろうと気がついた。 石原さんが手がけた本の実績は以下の通りだ。 村上龍「13歳のハローワーク」120万部。天童荒太「永遠の仔」200万部。五木寛之「大河の一滴」253万部。(数字は放映当時) ぜひ「全身全霊でほめる」編集者の仲間に入りたいものだと思った。(W)