
『食卓から未来を変える』宗教法人「生長の家」(SNIオーガニック菜園部) (編)が発売されました。
「ノーミート」「低炭素」の食生活で未来を変えよう!
生長の家のプロジェクト型組織(PBS)の一つである「SNIオーガニック菜園部」の活動を紹介。肉食を控え、地産地消・旬産旬消・オーガニックを心がけた食事や、家庭菜園作りが、地球環境を守り、動物たちの命を救い、世界の飢餓を防ぐことを分かりやすく解説。
(本文「はじめに」より)
今日のごはんを選ぶとき、あなたは何を基準に選びますか?
食べたいもの? カロリー? 栄養? 値段の安いもの?
私たちSNIオーガニック菜園部は、今日のごはんを選ぶ新たな基準として、地球環境やほかの生物、他の国の人々に配慮する、ということを提案します。
具体的には、できるだけ肉食を控えること、地球温暖化につながる二酸化炭素の排出を抑えた食材を選ぶこと、農薬や化学肥料を使わず家庭菜園に取り組むことです。SNIオーガニック菜園部は、宗教法人「生長の家」(Seicho-No-Ie)の一組織であり、信仰に基づき、そのような食を中心としたライフスタイルの変革を提案し、実践しています。
なんだか難しそう、と思われるでしょうか?
この本には、楽しみながらそのような食生活を送っている人がたくさん登場します。肉食を控える、二酸化炭素の排出を抑えた食材を選択する、などというと、禁欲的で、我慢だらけの食生活をイメージされるかもしれませんが、そんなことはありません。ほかの生物や地球環境に配慮しながらも、とても豊かで楽しい食生活が可能なのです。
それは、自己の心の深いところで喜べる食生活であり、持続可能な社会のために、今まさに必要な生き方です。さらには、私たちが日々、どんな食事を選ぶかということが、実は世界の平和にもつながっているのです。また、菜園を手がけ、土に触れる生活は、私たち自身の癒やしになり、心の安らぎをもたらします。
本書では、日々の食事の選択が地球環境などにもたらす影響について掘り下げ、それらにできるだけ悪影響を及ぼさない食生活を、具体的に提案します。
この本が、読んでくださる方のより幸せな人生と、すべての地球生命の素晴らしい未来につながることを願ってやみません。