NHK『100分de名著』で話題のキューブラー・ロス。名著『死後の真実』『永遠の別れ』が説く、魂の不滅と愛の形
今月(2025年12月)のNHK Eテレ「100分de名著」は、「死ぬ瞬間」などの著作で知られる精神科医、エリザベス・キューブラー・ロスが特集されます(全4回)。
死を見つめることで、生の輝きを問い直したロスのメッセージは、時代を超えて私たちの心に響きます。番組をご覧になり、ロスの思想に深く触れたいと思われた方に、日本教文社より刊行しておりますロスの重要な著作2点をご案内いたします。
放送予定
番組名: NHK Eテレ「100分de名著」 エリザベス・キューブラー・ロス
放送日: 毎週月曜日 午後10時25分~10時50分(再放送あり)
※詳細な放送時間はNHK番組公式サイトをご確認ください。
番組と併せて読みたい、ロスの「到達点」
『100分de名著』では、死にゆく人々の心に寄り添い続けたロスの生涯と代表作が解説されます。番組で彼女の思想に触れ、「死とは何か」「生きるとは何か」を考えさせられた方にこそ、ぜひ手に取っていただきたいのが、彼女が晩年に記した『死後の真実』と『永遠の別れ』です。
『死後の真実』――死は終わりではない

🕊️ 肉体の死は「終わり」ではない
キューブラー・ロス博士は、2万件を超える臨死体験の事例と、彼女自身の体験に基づき、「死は終わりではなく、次のステージへの移行である」と説きます。
- 死を「繭から蝶への変容(メタモルフォーゼ)」にたとえる
- 誰も独りぼっちで死ぬことはない
- 永遠に存在するものは「愛」である
本書は、死に対する私たちの根源的な恐怖と不安に対し、具体的な事例と、愛に満ちた哲学をもって真正面から向き合い、深い安心感と希望をもたらします。
✨ あなたや大切な人の「死」を考え始める方へ
「100分de名著」でキューブラー・ロスの思想に触れ、死生観を見つめ直したいと感じた方へ。
本書は、単なるスピリチュアルな読み物ではありません。長年、ターミナルケアの現場で活動した臨床医が、科学的な知見を持ちながらも、確信をもって私たちに伝えた生と死の最も深い真実です。
生きていく上で避けて通れない「死」というテーマに、愛とやすらぎをもって向き合うための、必読の一冊です。
🛍️ ご購入はこちらから
『永遠の別れ』――愛と受容の記録

『死ぬ瞬間』で「死の受容の5段階」を世界に示し、ターミナルケア(終末期医療)の基礎を築いた彼女は、生と死に関する数多くの講演や対話の中で、人々の抱える悲嘆(グリーフ)と、別れの苦悩に寄り添い続けました。
それが、本書『永遠の別れ』に収められた、失った人とともに生きるための具体的な知恵と温かいメッセージです。
💔 悲しみを抱え、別れを乗り越えるために
この本は、死別という現実に直面し、悲嘆にくれている人々、そして彼らを支えようとするすべての人に向けて書かれました。キューブラー・ロス博士は、悲しみを乗り越える過程を、単なる「受容」ではなく、故人との愛の絆を再確認し、共に生き続けるプロセスとして捉えます。
- 別れを経験した人々との具体的な対話例を収録
- 悲嘆のプロセスを理解するためのQ&A形式も活用
- 愛する人の死から立ち直り、「生」へと向き合う力
本書は、悲しみを否定したり、早く忘れようとしたりすることを促しません。むしろ、悲しみや怒りといった感情を正直に受け止め、その過程を生き抜くことこそが、故人との関係を新たな形で深める道であると教えてくれます。
✨ 哀悼の意と、生きる力を見つめ直したい方へ
「100分de名著」でキューブラー・ロスの思想に触れ、深い悲嘆や喪失の経験とどう向き合うべきか考え始めた方へ。
本書は、故人の死を悼む人々の魂の叫びに耳を傾け、その悲しみがどこから来るのか、どうすれば癒されるのかについて、具体的な道筋を示す実用的なガイドです。彼女の温かい視点は、読者が故人への愛を抱きながらも、この「永遠の別れ」を乗り越え、新たな人生の歩みを始める勇気を与えてくれるでしょう。
▼ 本書の内容を動画でご紹介しています
🛍️ ご購入はこちらから
【よくある質問】キューブラー・ロスの著作について
番組をご覧になった方から想定されるご質問と、それに関連する弊社書籍の特長をまとめました。
Q1. 番組で紹介された『死ぬ瞬間』と、日本教文社の書籍はどう違うのですか?
A. 『死ぬ瞬間』は、ロスの代表的な概念である「死の受容の5段階」を提唱した初期の名著です。対して、弊社(日本教文社)刊行の『永遠の別れ』は、その理論をさらに発展させ、本人だけでなく「遺された家族」や「周囲のケア」に焦点を当てた実践的な内容です。また、『死後の真実』は、ロスの晩年のテーマである「死後の魂の存続」について、科学的な視点と多くの事例から語られた書籍です。
Q2. 『永遠の別れ』と『死後の真実』、どちらを先に読むべきですか?
A. 関心のあるテーマによっておすすめが異なります。
身近な方の看取りや、悲しみ(グリーフ)の癒やしについて具体的・実践的なアドバイスを求められている方は『永遠の別れ』がおすすめです。
一方で、死そのものの意味や、死後の世界の実在、スピリチュアルな視点からの救いを求めている方には『死後の真実』が深く心に響くでしょう。
Q3. 専門用語が多くて難しい本でしょうか?
A. いいえ、2冊とも専門的な医学書ではなく、一般の方に向けて語りかけるような文体で書かれています。ロス博士の講演記録や具体的なエピソードが多く含まれており、専門知識がなくてもスムーズに読み進めていただけます。

この記事へのコメントはありません。