【NHK Eテレ「ヴィクトール・フランクル(心の時代 〜宗教・人生〜)」第2回目を見て】

お知らせ

Eテレ「心の時代」ヴィクトール・フランクル第2回目、皆さんご覧になられましたか? 今回はナチス強制収容所での経験についてということで、私も少しドキドキしながら拝見しました。

ガス室や死体焼却場で有名なアウシュビッツは「絶滅収容所」と呼ばれていて、それとは別にプロパガンダ用の「模範収容所」という施設があったこと。そこには思想家や学者・芸術家などが収容されていて、図書館や売店まである高待遇ぶりで、ナチスの宣伝のために講演会や演奏会などの催しが行われていたと、初めて知りました。

フランクルが最初にロゴセラピーという言葉を使ったのは、まだ大学生だった頃。当時フランクルは、アドラーのもとで雑誌の編集長をしていた縁で講演もしていたというから、その頃にはすでにロゴセラピーの構想はできていたのでしょう。

強制収容所へ送られたことで、自らの仮説を身をもって検証し、確立することにつながったわけで、それを使命と捉えた、それこそまさにロゴセラピーの考え方なのかなと思いました。

引用されていた『夜と霧』を読んでみて、心に響く言葉をたくさん見つけ非常に感銘を受けました。

このフランクルのエッセンスを読みやすくまとめた書籍が、日本教文社から出ています。

斉藤啓一著『フランクルに学ぶ──生きる意味を発見する30章』は、強制収容所でフランクルがつかんだものと、ロゴセラピーによる癒しをテーマにフランクルの言葉を、その背景を交えながら丁寧に解説しています。

印象的な「言葉」の方から逆引きできるので、フランクルをより深く理解したい方にも、著作を読んだことのない方にもおすすめの一冊です。

あなたの心に響いたのは、どの言葉ですか?(営業部・A)

斉藤啓一著『フランクルに学ぶ──生きる意味を発見する30章

【目次の “ほんの一部” をご紹介します】

◎人生に何かを期待するのは間違っている。人生があなたに期待しているのだ。
◎信じなければ、実現するものもしなくなる。
◎人生の幸福は、どれだけの感動を得たかによって決まる。
◎人間は悩みに苦しむのではなく、悩んでいる「自分自身」に苦しむのだ。

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