自然出産の智慧 非西洋社会の女性たちが伝えてきたお産の文化 ゴールドスミス,J.(ジュディス) (著) , 日高陵好 (訳)

本の紹介

かつて世界の全ての女性は、健やかなお産を行なっていた――世界500の民族に伝わる、帝王切開や陣痛促進剤とは無縁の素晴らしいナチュラル・バースの智慧。その文化とわざを集大成!

自然出産の智慧

目次

第1章 女が大きなお腹を抱える──部族社会での妊娠
第2章 孵らす女──部族民のお産
第3章 大地の母──難産での助産婦の働きと妊婦へのケア
第4章 暗闇の中から──赤ちゃん誕生
第5章 子宮がもとのところへ──お母さんへの産後のケア
第6章 まだ皆の前にお目見えしない赤ちゃん
    ──授乳期の母と乳児の絆
幕間 新参者がやってきた──出産のセレモニー
第7章 現代のお産
第8章 新たな道を求めて
    ──文明社会の中での健康的なお産と子育て
第9章 本来の姿で生きるには
    ──文化間のぶつかり合いと部族民

著者プロフィール

ゴールドスミス,J.(ジュディス)非西洋社会の出産・育児に関する研究家。UCLA卒業後カリフォルニア州立大学大学院で民族文化を専攻し、アフリカ、南アメリカ、オセアニアなど、世界の諸部族における出産の文化を研究。本書の出版後は環境政治学の立場から、非西洋社会の様々な伝統文化の調査活動を行う。現在はさらに、中国に伝わる民間療法の本を執筆中。サンフランシスコ・ベイエリアに在住。
日高陵好宮崎県出身、コロンビア大学で看護学を学び、NY州立大学大学院で助産学修士取得。日米の看護師と助産師の資格をもつ。アメリカの病院(産科)と日本の助産院勤務。元国際医療福祉大学講師。現在は東京医科歯科大学大学院博士後期課程に在籍し研究活動をする傍ら、アメリカでは看護大学生の産科臨床の講師を務めている。訳書に『自然出産の智慧』(日本教文社)、『アーユルヴェーダとアロマテラピー』(フレグランスジャーナル社)、『アーユルヴェーダハンドブック』(日経BP社)がある。
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