神は生きている 青春の苦悩と歓喜 谷口清超 (著)

本の紹介

自らの真摯な求道の足跡を中心に、真理を求める若人の姿を体験談を交えて情熱的に描く。形式にとらわれない宗教の真の姿と、人間の本質の素晴らしさを解き明かした感動の論文集。

青年なら一度は考えたことがあるのでは。人間とは、世界とは、神とは…。
本書はその種の疑問を解くヒントとなります。

著者が虚無主義から脱却、「神の子」として生まれ変わるに到る体験が書かれています。また愛する人と結ばれない、世の中の矛盾はなぜ起こるかなどの相談にも答えています。

青年時代の著者が戦後の混乱のさなか、月刊誌に掲載した文章をまとめたものなので、現代とは状況が違う部分もあります。が、本書は、「宗教」とは特殊な一部の者に限られた形式的なものではないし、またそうしたくないという強い情熱に貫かれています。それが若い息吹あふれる、論理的な文章で展開されています。

「人間が或る行為をする、そして失敗する時、それでもそれは彼の魂の進歩にプラスしていると信じてよい。(中略)決して人間は空虚に退歩をなすべく運命づけられてはいない。彼は必ず前進する。背後からでも人間は必ずや神の御前に近づこうとする。道はただ一つではない。茨の悲哀の道と、そして花咲き鳥うたうところの歓喜の道との別はあろうが、人間は必ず遠近いずれかの道を辿って神を見出すのである。しかも自己自身の中に自己の目指した普遍なる神を見出し、歓喜勇躍するのである」(34ページ)

人生問題解決へのヒントを本書から見出してください。

神は生きている

商品の目次

文化の本源としての神想観/青春の苦悩と歓喜/“自殺”の奥にあるもの/矛盾をこえる/若人は生長する/生命・愛および智慧/真の勇者となれ/知識と実践/ある疑問に答える/偶然と宇宙意志/絶対の世界/うらみ心を捨てる/魂の修練/天職の発見/理想を高く/青年の宗教運動に望む

著者プロフィール

谷口清超
大正8年(1919)10月23日、広島市に生まれる。東京大学文学部を卒業。
昭和17年(1942)、『生命の實相』にふれて深い信仰体験を得る。やがて生長の家創始者・谷口雅春氏に師事。昭和21年(1946)、谷口雅春氏の長女、谷口恵美子・生長の家 前白鳩会総裁と結婚。以後、生長の家副総裁として日本全国はもとより海外に教えを宣布する。昭和60年(1985)11月、生長の家総裁の法燈を継承する。平成20年(2008)10月28日、ご逝去(満89歳)。『谷口清超ヒューマン・ブックス(全10巻)』『谷口清超新書文集(全10巻)』(日本教文社刊)など多数がある。全著作一覧
  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA