NHK Eテレ「ヴィクトール・フランクル(心の時代 〜宗教・人生〜)」第1回目を見て

お知らせ

みなさん、Eテレ「心の時代」ヴィクトール・フランクル第1回目、ご覧になりましたか?

小社からも『フランクルに学ぶ』という書籍が刊行されてますので私も名前くらいは知っていましたが、番組を見て初めて知ったことがいろいろあって非常に面白かったです。

とくに印象に残ったのが、4歳で既に「人間はいつか死ぬのだ」と悟っていたこと。

そしてフロイトと並ぶ精神科医の権威・アドラーがご近所さんだったこと。

またフロイト博士と文通していたことが、個人的にとても気になりました。

文通していたであろう時期は、フランクルが10代半ばということなので、おそらく1920年代初頭。フロイト博士60代半ばぐらいでしょうか。もしかしたら『フロイト最後の日記1929〜1939』に何かフランクルに関する記述があるのかも!?とワクワクしながら紐解いてみたのですが、残念ながら記述は見つかりませんでした。

1929〜1939年といえば、フランクルで言うと青少年相談所開設〜個人開業の頃に当てはまります。世界恐慌やユダヤ人迫害があった暗く悲しい時代。フロイトも病と闘いながら積極的に生き、美術館に行ったり、家族の誕生日を祝うなど記しています。『フロイト最後の日記』はそれだけでは意味が分からない本当に簡単なメモ書きの「日記」なのですが、時代背景も含めた丁寧な解説があり、この時代をたどる事のできる本当に貴重な資料。偶然にも同じ街で同じ時代を生きたフロイトの目線から、人々の営みや時代の空気感が垣間見えたような気がしました。

話を戻して、フランクルとフロイトの文通の件。『フランクルに学ぶ』によると、この時フロイトとの交流は手紙のやりとりだけでしたが、その後フランクルが高校を卒業して医学生になった時に、街で偶然にフロイトと再会します。フランクルが名前を告げると、フロイトはフランクルの住所を記憶していてピタリと言い当てた(記憶力すごい!)というエピソードも。フロイト博士、お顔はちょっと怖そうだけど、温かい人柄が偲ばれますね。

営業部・A

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA