前世を記憶する子どもたち スティーヴンソン,I.(イアン) (著) , 笠原敏雄 (訳)

本の紹介

「生まれ変わり」をテーマに数奇な愛の軌跡を描いた直木賞受賞作『月の満ち欠け』(佐藤正午著・2022年に映画化)にも参考文献として紹介された、世界各地から寄せられた2000件もの生まれ変わり事例を研究した比類のないレポート!

“生まれ変わり”の問題に長年取り組む米国精神科医と共同研究者たちが、数々の驚異的事実を報告するとともに各ケースを通して浮き彫りにされる疑問や謎──
・非業の死を遂げた者の方が前世を記憶しているのはなぜか
・ほとんどの子供たちが5〜8歳で前世の記憶を失うのはなぜか
・西洋よりアジアやアフリカで事例が多く見つかるのはなぜか
など、に最大限の回答を試みる。

前世を記憶する子どもたち

目次

第1章 序論
第2章 生まれ変わり信仰
第3章 生まれ変わりを裏付ける証拠の種々相
第4章 前世を記憶する子どもたちの12の典型例
第5章 生まれ変わり型事例の典型例の特徴
第6章 研究の方法
第7章 事例の分析と解釈
第8章 さまざまな文化圏に見られる変異
第9章 生まれ変わりという考え方によって
     どのような現象が説明できるか
第10章 前世を記憶する子どもにまつわる
     その他の問題
第11章 生まれ変わりに関係する可能性のある
     プロセスの考察

プロフィール

スティーヴンソン,I.(イアン)1918年、カナダ・モントリオールに生まれる。44年、マッギル大学医学部卒業後、ルイジアナ州立大学精神科を経て、57年、ヴァージニア大学精神科主任教授に就任、61年に、生まれ変わり型事例の実地調査を開始。68年、同大学に超心理学研究室(1987年に人格研究室と改称)を開設。2002年に研究室の責任者を退いた後も、精力的に研究を続けている。現代超常現象研究の最長老のひとり。
笠原敏雄1947年生まれ。早稲田大学心理学科を卒業後、北海道や東京の病院で心因性疾患の心理療法を続け、96年、東京都品川区に〈心の研究室〉開設。著書に『幸福否定の構造』(春秋社)、『希求の詩人・中原中也』(麗澤大学出版会)その他が、訳書に『前世を記憶する子どもたち』『生まれ変わりの研究』『超心理学史』『新版「あの世」からの帰還』『続「あの世」からの帰還』(以上、日本教文社)その他がある。
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